2026.06.24

レーザ溶融方式金属3Dプリンタによる樹脂用金型の検討

実施期間 2025年4月~2025年10月
申請企業 大恵株式会社
プロジェクトリーダー 静岡県工業技術研究所 浜松工業技術支援センター 材料科 田光伸也 上席研究員
スカウト 静岡県工業技術研究所 浜松工業技術支援センター 小松剛 研究統括官
ビジネス財務コーチ 株式会社 静岡銀行
インタビュー動画
金型冷却用の水管やガスベント用ポーラス構造を効率的に配置した高性能な金型を金属3Dプリンタで作製するため、造形条件、造形体の機械的特性や通気量などを検討し、金属3Dプリンタ製金型を量産で活用するための知見を得た

課題

射出成型時に溶融樹脂から発生するガスを脱気するため、射出成型用金型に入れ駒構造を設定し、ポーラス(多孔質金属)による入れ駒を金属3Dプリンタで造形したい。ポーラスの相対密度,ガス脱気量に関する造形最適条件の把握、造形したポーラスの機械的物性の測定、比較、通常工程で製作する金型とのコスト、精度比較等も行い、設備導入に対する判断材料を得たい

プロジェクト概要

樹脂用金型向け代替材LTX420をレーザ溶融方式金属3Dプリンタ(3DP)で造形する技術を活用し、①ポーラス構造キューブを造形して、造形条件、相対密度、通気量の関係を把握、②JIS規格引張試験片を作製、強度試験を実施して溶製材、3DP製高密度体、3DP製ポーラス体の機械的特性を評価。ポーラス体造形の基礎的条件を確立、③従来金型と、3DP製の新規モデル金型(3DP金型)によるテストピース成型、成型後の温度分布測定も行い、3DP金型に冷却配管、ポーラス体を適切に配置することで、高いガス排出効果と冷却効果が期待できることを示した

期待される効果

金型冷却用の水管やガスベント用ポーラス構造を効率的に配置することで、従来の加工方法に比べ高性能な金型を顧客に提供し、新たな金型ビジネスを展開

関連した光技術

レーザ溶融方式金属3Dプリンタ、光学顕微鏡、サーモグラフィー

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