サンファーム中山株式会社<袋井市>
夜間野菜収穫用人工太陽光照明システムの試作開発
サンファーム中山株式会社は、年間を通じて自社および契約農家でトマト栽培をしている企業です。
夏季には作業者の安全確保と作業効率の向上のため、夜間に作業を行うことがあります。しかし、市販の光源では太陽光の下で見る植物本来の色を認識することができず、作業に支障をきたすことがありました。
そこで、太陽光のない環境の中でも昼間と同様にトマトの色を正しく認識できる、新しい光源の試作開発をA-SAPに依頼しました。プロジェクトでは静岡大学の大橋剛介教授がリーダーとなり、低コストで演色性の高いヘッドライトの試作品開発を行っていただきました。
当社において、夜間ハウス内で試作品のヘッドライトを用いた試験を実施し、トマトの収穫時期を適切に判別できることを確認しました。
さらに、トマトの色味判定に最適な光を出すことができるヘッドライトとして、フランチャイズ契約農家向けに製品化・販売する予定です。