A-SAP

A-SAP - 光技術、電子技術を活用した産学官金連携イノベーション推進事業

成果事例

SSトルクコイル・プロジェクト

Information

沢根スプリング株式会社

静岡大学工学部

実施期間
2019年5月~2019年12月
プロジェクトリーダー
大岩孝彰 教授 静岡大学 学術院工学領域 機械工学系列
スカウト
村松 厚 静岡大学 イノベーション社会連携推進機構
ビジネス財務コーチ
石塚 昇平 浜松いわた信用金庫
インタビュー動画
インタビュー動画(ダイジェスト版)

基本的性能を定量的に評価する実験装置を開発・試作し、新製法により作られたカテーテル・内視鏡用の多層・多条コイルおよび同等の寸法を持つ従来製品との性能比較を行った。これにより各種設計パラメータの中で、性能に影響を及ぼす因子について知見を得た。

課題
得意な微細コイル加工や長尺コイル加工の技術を活かし、医療分野へ事業拡張を目指している。その製品としてカテーテル治療・内視鏡治療などの処置具に使われるトルクコイルの開発を行っているが、その物理的そして知覚的な特性を評価する方式の開発が課題となっている。そこで、その伝達性を定量化、数値化し、材料の組み合わせによりどう伝達性が変わるか見える化したくA-SAPに依頼した。
プロジェクト概要
トルクコイルの基本的性能を定量的に評価する実験装置を開発・試作し、設計パラメータの異なるカテーテル・内視鏡用の多層・多条コイルの性能評価試験を行った。
その結果、試作品と同等の寸法を持つ従来製品との性能比較を行い、設計パラメータの中で性能に影響を及ぼす因子について知見を得た。
知覚評価はできなかったが、使用環境である手術現場を確認することができた。
期待される効果
客先からのトルクコイルの性能のさまざまな要望に対して柔軟に対応できるノウハウを蓄積することにより、ガイドワイヤ用トルクコイルの種類やそれらの試作および納品実績を積み上げ,国内のガイドワイヤにおける需要の調査をすすめる。
関連した光技術
回転角度センサ

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