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A-SAP - 光技術、電子技術を活用した産学官金連携イノベーション推進事業

成果事例

高品質メロンの養液栽培のための、計測・分析システムの構築

Information

株式会社ルーツ

静岡大学 学術院情報学領域

実施期間
2023年12月~2024年7月
申請企業
株式会社ルーツ
プロジェクトリーダー
峰野博史:静岡大学 学術院情報学領域 情報科学系列 教授
スカウト
吉田忠弘:静岡大学 イノベーション社会連携推進機構 産学連携推進部門 特任教授
ビジネス財務コーチ
神村明洋:浜松磐田信用金庫
インタビュー動画

高品質なメロンの養液栽培のために、環境データ、果実の網目形成の複数方向からのカメラ画像、および果実径・茎径センサによる時系列データを自動的に継続収集し、分析できるシステムの実用型プロトタイプを構築し、稼働実証実験を行った。

課題
高品質なメロンを養液栽培により機械的に安定生産できるようにして、新規就農者や後継者を増やしてメロン産地の再生に寄与すべく、日々の環境要因や果実径、茎径、果実の網目形成の様子など複数の時系列データを長期間に渡って継続的に自動収集して詳細分析できる計測システム、分析手法の研究開発について専門家に相談したい。
プロジェクト概要
高品質なメロンの養液栽培のために、温度や湿度、光量といった環境データの取得、及び果実の網目形成の様子も複数方向からカメラで計測するだけでなく、果実径センサや茎径センサのような計測器も用いて、時系列データを自動的に収集し、データの分析ができる計測・分析システムの実用型プロトタイプ(マルチセンサノード)の構築ならびにマニュアル類を開発した。また、目標の「カメラx4、センサ値(温度、湿度、明るさ、果実径、茎径)を計測周期10分毎に収集でき、1週間で99.9%以上の収集率」を達成し、一ヶ月以上の安定稼働を確認した。
期待される効果
メロン育成経過の時系列データ継続収集、分析が可能となり、経験の浅い就農者でも高品質なメロンを機械的に安定栽培、生産できるようになる。
出荷量の増加だけでなく本システムの横展開による収益向上が期待できる。
関連した光技術
光量計測、果実径・茎径計測、カメラ画像記録、分析

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