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A-SAP - 光技術、電子技術を活用した産学官金連携イノベーション推進事業

成果事例

屋外常設型プロジェクターBoxの熱対策

Information

株式会社リバティー

静岡大学 学術院工学領域

実施期間
2023年10月~2024年3月
申請企業
株式会社リバティー
プロジェクトリーダー
柿本 益志:静岡大学 学術院工学領域 機械工学系列 准教授 
スカウト
吉田 忠弘:静岡大学 イノベーション社会連携推進機構 産学連携推進部門 特任教授
ビジネス財務コーチ
竹内 敬:静岡銀行 西部カンパニー
インタビュー動画

プロジェクションマッピング放映用プロジェクタを夏季屋外に常設できるよう、プロジェクタを収納するエンクロージャ・ボックス内部の熱流動解析を行い、ボックス内の温度管理を最適化するボックス設計改良指針を提示した。

課題
低予算の常設型屋外設置プロジェクションマッピングを事業としているが、画像投影用プロジェクタを屋外に常設設置するためのエンクロージャ・ボックスにまだまだ課題があり、特に夏季の長時間稼働時にはボックス内過熱によりプロジェクタが稼働停止することがあるため、専門家の方の力を借りて熱への対策を講じ、より良い商品としたい。
プロジェクト概要
既存の屋外常設型エンクロージャ・ボックスについて、実験と数値シミュレーションにより熱対策の評価を行った。その結果、外気の取り込み、およびプロジェクタからの高温排気のボックス外への排出に改善の余地があることが明らかとなった。これを踏まえ、プロジェクタの排気側のボックス側面に排気ファンを追加し、給気ファンの位置をプロジェクタの給気側のボックス側面に移動することにより、ボックス内部の空気温度ならびにプロジェクタの表面温度を低減できることを示し、次号機のボックス設計に向けての改良指針を提示した。
期待される効果
エンクロージャ・ボックス内部の温度管理を最適化することにより、季節や設置環境に左右されずに、プロジェクションマッピングの屋外常設が可能となる。
関連した光技術
熱流動解析(発熱、熱伝導、熱伝達、熱ふく射、熱移動)モデル【電子技術】

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