A-SAP

A-SAP - 光技術、電子技術を活用した産学官金連携イノベーション推進事業

成果事例

フラットパネル材料のための可視超広帯域光源の開発

Information

ユニオプト株式会社

宇都宮大学

実施期間
2021年8月~2022年1月
プロジェクトリーダー
東口武史 教授 宇都宮大学 工学部
スカウト
藤井重男 サイエンスディレクター  宇都宮大学 地域創生推進機構
ビジネス財務コーチ
金原範征 遠州信用金庫
インタビュー動画

赤外域(1050-1250 nm)で構築した広帯域化技術を拡張し、高出力の超広帯域可視光(450-1000 nm)の超広帯域光源を開発する。

課題
フラットパネルディスプレイなどに使用する高品質なガラスの光学定数の計測を幅広い可視光波長全域で行えるように、低コストかつ小型の可視光領域の高出力超広帯域光源開発。また、薄肉ガラス基板、薄膜材料のインライン、高スループットの光学的評価のため、超広帯域(可視光領域)での複屈折位相差検出のアルゴリズム化・予備的プログラミング化を相談したい。
プロジェクト概要
超広帯域光源:超広帯域可視光(450-1000 nm)、出力5 mW。
所定の高周波で発振するパルスレーザ光とマルチモードレーザ光を一つのマルチモードファイバーに結合し、その長さを調整・適正化することで超広帯域化を実現。
高速・高精度で基板材料の内部応力の計測・解析技術;所定波長のシングルショット1秒以下、1 nm以下の複屈折位相差の計測法(アルゴリズム化・予備的プログラミング化)。
期待される効果
3つのステップ(超広帯域光源の開発、複屈折位相差計測法の開発、製品 実装による性能・信頼性検証)を踏まえて市場参入を計画している。顧客ニーズを反映し完成度の高い新製品を滞りなく開発できると期待できる。
関連した光技術
多波長ファイバーレーザ光源、偏光高速度カメラ、複屈折の計測

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