A-SAP

A-SAP - 光技術、電子技術を活用した産学官金連携イノベーション推進事業

成果事例

正確な微粒子の定量を可能とする静電分注パターニング装置開発

Information

実施期間
2018年10月10日~2019年03月20日 
プロジェクトリーダー
天野 優子 講師(浜松医科大学産学連携・知財活用推進センター)
スカウト
松浦 脩博 拠点長(はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点)
ビジネス財務コーチ
石塚 昇平(浜松磐田信用金庫)
依頼内容
浜松ナノテクノロジー株式会社製の微量液滴静電分注装置を用い、微量液滴の体積・濃度測定をより正確に行う技術の開発を依頼した。
成果概要
微量液滴やキャピラリー先端からの蒸発を防ぐために、装置の温湿度や液滴の粘稠度をコントロールするチャンバーを作製した。検証では液滴の蒸発低下を確認でき、液滴のより正確な体積・濃度を測定することが可能となった。
期待される効果
微量液滴中に含まれる微粒子を計測する技術は、工業、生物・医療分野に幅広くニーズがある。ウイルスの迅速な同定や定量、エクソソームによる疾病診断や治療への応用も考えられる。
製品化への取り組み
浜松ナノテクノロジー社にて、既存装置に搭載可能なチャンバーを試作し、有効性を検証する。その後、チャンバーは装置のオプション品として周知し、今後のビジネス展開の方向性を検討する。
静電分注パターニング装置(浜松ナノテクノロジー社)と 作製したチャンバー
静電分注パターニング装置(浜松ナノテクノロジー社)と 作製したチャンバー
静電力による液滴形成の原理
静電力による液滴形成の原理
液滴の様子
液滴の様子

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